コンクリート充填検知システム

特許願第174578号
特許願第175682号
特許願第175683号
特許願第 61062号

本システムは、コンクリート打設時に水平部材下面のようなコンクリートが廻り込みにくい部位の充填状況をリアルタイムで検知します。
本システムはセンサ、電源、通電表示機、および計測・記録部から構成されます。
コンクリートを検知するセンサは電気伝導性を利用したもので、計測センサと校正センサを1組として利用します。

センサ用電源は高周波定電圧を使用し、コンクリート、ペースト、ブリーディング水 の抵抗値を100Ω程度の差で識別できます。
通電表示機はコンクリートを検知すると点灯し、流動状況の確認ができます。
計測・記録部は各センサの抵抗値を同時に計測し、モニタに抵抗値の 経時変化グラフを表示します。
充填状況はこのグラフにより判定します。


特徴

フレッシュコンクリートとブリーディング水を明確に識別できます。
コンクリートの種類、構造物の種類を問わず適用が可能です。
センサが小型。安価で取り付けが容易です。
センサが極薄であるため狭い隙間の充填検知も可能です。
検知目的、要求精度、計測点数に応じて、システムの構成を自由に変更できます。

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充填検知方法

1. 検知したい位置に計測センサを、この近辺でフレッシュコンクリートが確実視検知できる位置に校正センサを設置します。
2. それぞれのセンサで打設時に推移する空気、ブリーディング水、コンクリート、ペーストの電気抵抗を計測します。
3. フレッシュコンクリートを検知している校正センサの抵抗値と計測センサの抵抗値とが一致し安するのをモニタにより確認し、重鎮完了と判定します。
4. 重鎮不十分の場合
・計測位置に空隙が発生した場合は、計測センサは校正センサの値よりも非常に大きな抵抗値を示します。
・計測位置にブリーディング水が残留した場合は、計測センサは校正センサの値よりも小さい抵抗値を示します。
・これらのときは直ちに打設方法にフィードバックします。

打設制御

充填不十分と判定された場合は、リアルタイムで次のような打設制御を行い、欠陥の無い高品質なコンクリート躯体をつくりあげます。

コンクリートの打込み位置、打込み順序の変更
コンクリート打込み量、打込みスピードの調整
バイブレータの挿入位置、加振時間の調整

適用例

鋼管コンクリートのダイヤフラム下面の充填確認
コンクリートの逆打ち工法における充填確認
高流動コンクリートの流動状況監視
目視困難な箇所へ打設されたコンクリートの充填確認
鉄筋や鋼材が密に設置された構造物へ打設されたコンクリートの充填確認

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